本名室谷林道
前半は幅の広い快適なフラットダートでついついスピードが出てしまう。
5月下旬、残雪に阻まれる
会越街道 本名室谷林道:福島県大沼郡金山町~新潟県東蒲原郡阿賀町を結ぶ峠(高度約1150m)越え林道。本名ダム側の起点標識には全長38.979kmと記されていた。起点から約16kmの地点で残雪に阻まれやむなく引き返した。ダム側から最初の分岐路までの約6㎞は幅の広いフラットダートでハイスピードで走行できる。最初の分岐路から2㎞ほどで道の2/3が崩落している(2019年5月下旬)ので4輪は通行不可だ。復旧の準備をしているようなので近いうちに通行できるようになると思われる。ダート部分は多少荒れているところもあるが難しいところは無かった。残雪の雪解け水で路面は軽い泥濘が多かった。以前から行ってみたかった林道なので台風シーズン前には再訪問したい。
本名ダムからスタート。(ダムカードを貰うの忘れてしまった)
崩壊を繰り返したところだろうか、砂防ダム並みに頑強な構造となっている。
最初の分岐を左へ入り本格的な林道となる。
このような景色が続く。
高度を上げてゆくと遠方の山々が良く見える。
崩落しているのでそっと通過。
ハコネウツギが満開。
会津地方はヤマフジが多い。
短い区間だがアスファルトが面白い荒れ方をしていた。路盤がしっかりしていない手抜き舗装のように見えた。
舗装部分は雪解けと共に土砂が積もっていた。
落ち葉で埋め尽くされている。ゴロタ石が潜んでいるかもしれないので徐行。
このカーブミラーは傾いているだけだが、見たこともないような潰れ方をしているものを多く見かけた。冬季の積雪の重みによるものだろう。
この路肩も復旧しないと通行止めは解除されないかもしれない。
独特の山肌を見せる周囲の山々。崩れやすい地質のように見える。
高度950mあたりで道が日陰側に回り込むと本格的に残雪が表れ始めた。ここまで来るのに路面にはタイヤの跡などが無いことや、道を横断するようにいくつもの蜘蛛の巣が張られているので、最近誰も走行していないだろうと気づいていた。つまり完抜はできないだろうと薄々気づいてはいたが.......。
「幻の滝群」は本当にこの方向で会っているのかな。猿が残雪を手で掘り起こして何かを食べているところに遭遇したが直ぐに森へ去っていった。
このような残雪は谷へ滑り台のようになっているところが多くて危険。しんと静まり返った残雪の中を暫く徒歩で前進したが残雪は多くなる一方。峠は目の前なのだが、一休みして引き返すことにした。
近いうちにまた来よう。台風シーズン前に来れるといいが.....。峠を越えた新潟側ではどんな景色が待っているのか楽しみだ。
写真は2019年05下旬頃です。
本名室谷林道 地図