概要
小串硫黄鉱山跡:位置は群馬県。長野との県境近く。1929年操業から1971年の閉山まで年間2万トンの硫黄を採掘していたようだ。1937年には大規模な地滑り災害があり245名以上の犠牲者が出た。各所に鉱山の遺構が残っている。硫黄のせいなのか、赤茶けの荒れ果てた大地に植生が甦るのには、相当な年月が必要と思われた。日本中いろいろ訪れているが、訪問者を拒まない鉱山跡は貴重な存在である。ここには2度訪れたが、機会があれば再度行きバイクで斜面を駆け上がってみたい。尚、長野側からは湯沢林道がアクセスしやすくセットで楽しめる。
毛無峠から小串硫黄鉱山跡へ下るつづら折れの道を望む。
標高1,823m 西に北アルプス、南西に浅間山が望める気持のいい峠。
かつて、群馬県側の硫黄鉱山から長野の街へ鉱物資源を運んだ索道跡。
鉱山跡には大小さまざまな遺物が残っている。
火星に居るような気持。赤茶けた荒れ地に独りたたずむ。
強者オフローダーはこの斜面を駆け上がる。
居住区に住んでいた子供達の遊具が残っていた。
どのようにしてここまで来たのか。
かつて居住区があったあたり、どんな用途だったのか。
何の施設だったのだろう。
少しずつ植物が再生しているようだ。
夕刻までじっくり探索。カモシカに行く手を塞がれ威嚇(動画にて)されてしまった。
電気設備の残骸。どんな用途だったのだろうか。
初回、訪問時にて。DRZ400Sに乗る地元ライダーに会う。実はこの方のブログに影響されて小串に来たのだが、まさか現地でお会いできるとは思っていなかった。残雪の峠道で一人、大きなスコップで掘り進みルートを切り開いていた。海外ラリーなど経験豊富で鉱山跡の荒れ地でヒルクライムし、積雪の湯沢林道をスノーモービルのように走破する強者だ。
小串硫黄鉱山の地図
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