峠にて
峠に設置されているケーブルワイヤー支線式鉄塔。ここまで麓からの電力線がないので電波塔ではないようだった。下部にはソーラーパネルと小さい箱が設置され、頭頂部には風速計が多数取り付けてあったので観測用の施設だろうとは想像していた。帰宅後に調べたところ、このあたり一帯に大規模な風力発電計画「大滝山風力発電事業」があるようなので、事前の環境調査用施設かもしれない。近い将来、稜線に大規模な風車群が並べば壮観な光景になるであろう。
爽快な峠越え
三河小田川林道:平成3年開通の広域基幹林道で比較的新しい。大滝山近くの峠(高度約1300m)付近を境に福島県郡山市と耶麻郡猪苗代町を南北にまたぐ延長約25km(ダートは17km)程度の林道だ。視界は開けて景色は良い。砕石敷きで道幅も広くよく整備されているが峠より南側は小さい雨水クレバスが断続的に続くところがあった。ガレ場や、急勾配などはないので安心して走れる林道だ。小田達沢林道が接続しているのでセットで楽しめる。
晴れていれば景色はとても良い。
ブロック状のコンクリート壁は古い山岳道路の雰囲気があり好きだ。
峠からの眺望。遠くに郡山市街地が望める
猪苗代側ではコブシが大きな花を咲かせていた。
そろそろ梅雨入りが近いのか日陰でアジサイがひっそりと咲いていた。
林道脇の小高い位置に「大倉山地蔵尊」があり、手を合わせてきた。
5月下旬、日陰には残雪。
郡山市側は小クレバスが点在。景色を見ながら脇見運転で何度も冷や汗かいた。
残雪が溶けて道に水路ができやがて深いクレバスになる。
砕石敷きで走りやすい。
猪苗代側へ一気に下る。
多少の崩れは路肩に除去されている。
峠付近には2つ広い場所がある。
疾走するオフロードバイク1台とすれ違ったのみで交通量の少ない静かな林道だった。
写真は2019年5月頃の様子。
三河小田川林道 地図